全ての電化製品が使えなくなったら。そんな生活のイメージは可能だと思いますが、誰もがぞっとするのではないでしょうか。あえてどんな生活かを書き記す必要は無いと思いますが、それほど、我々は電気に依存した生活を送っています。でも、そんなぞっとすることを避けながら、同時になるべく安価にその生活を継続するためにどんな罵詈雑言を浴びせられようとも電力会社は日々様々な努力を行ってくれています。どんな発電方法でも、電力網につながっている限りその電気は一瞬にして混ざります。電気に色を付けることが出来るのであれば良いのですがそれは不可能です。もし再生可能エネルギーだけから調達していると言っている電力会社があったとしても、電力網を通じて電気をお届けしているかぎり、それは仮想的な考え方に過ぎません。反原子力発電ということの意味の中に、原子力発電からの電気を使いたくないという考えがあるのであれば、電力会社との配電の契約を切る以外の方法はありません。いずれにしても生活は続きます。再生可能エネルギーの「再生可能」であるということ以外の最大の特徴は「不安定」であるということです。その不安定さに生活を合わせることが出来るということはもしかしたらとても豊かな生活なのかもしれません。生活を合わせることが出来なくても、技術的な進歩があれば「いずれ何とかなる」と思っている人はきっと沢山いるのではないでしょうか。これらのことの今を我々は2つの側面から伝えていきたいと思います。