株式会社やまやコミュニケーションズ
国内外で愛されるブランド明太子。その品質を支える工場で、太陽光発電を活用。 山本正秀社長に福岡の本社で聞く。
株式会社やまやコミュニケーションズについて
福岡県糟屋郡に本社を構える食品メーカー。辛子明太子の生産を中心として外食事業なども展開し、九州の食文化を国内外へ届けている。
オルテナジーの実績
国内2カ所に太陽光発電設備を納入。
八女太陽光発電所(福岡県八女市)
| 設備 | 太陽光発電設備(EPC) |
|---|---|
| 稼働開始 | 2013年10月 |
本社(福岡県糟屋郡)
| 設備 | 太陽光発電設備(EPC) |
|---|---|
| 稼働開始 | 2024年4月 |
インタビュー
株式会社やまやコミュニケーションズ 代表取締役社長 山本正秀様
――本社にて、太陽光発電設備とバイオマス発電設備を導入されていますが、その考えをお聞かせください。
山本様:
当社では、明太子をはじめとしたさまざまな食品を生産しています。その現場では日々多くの電力を使用し、製造工程では、使い終えた調味液なども残ります。
以前は、「電気は外から買うもの」「製造工程で排出される使用後の液体などは廃棄するもの」という考え方が一般的だったと思います。しかし、持続可能な社会の実現に向けて、工場で使うエネルギーや、製造工程で排出されるものに、より主体的に向き合う必要があります。
その考えをもとに、当社では工場の屋根上に設置した太陽光発電により、使用電力の一部を自社で創出しています。さらに、使用後の液体を活用し、本社敷地内でバイオマス発電にも取り組んでおり、生み出した電力は、FIT制度に基づき、地域の電力系統へ供給しています。
食品をつくる会社として、工場で使うエネルギーと、製造工程で排出されるものにどう向き合うか。太陽光発電とバイオマス発電は、その考えを具体化する取り組みの一つです。
――太陽光発電設備の設置に際し、弊社オルテナジーにご用命いただいた理由をお聞かせください。
山本様:
当社グループの別事業で、2013年に太陽光発電所をオルテナジーさんに建設していただきました。現在まで大きなトラブルもなく発電を続けており、定期的なメンテナンスにも対応いただいています。そうした実績を積み重ねていたので、オルテナジーさんには信頼感を抱いていました。
新社屋(現・本社)への設置を検討する際にも、オルテナジーさんに相談するのは自然な流れでしたね。
――導入後の成果などがあればお聞かせください。
山本様:
明太子の製造では、原料や製品の品質を保つため、冷蔵・冷凍設備が欠かせません。これらは長時間稼働する設備であり、当社の電力使用量に占める影響も小さくありません。
工場では、太陽光発電により、月間電力使用量の約10%を賄っています。持続可能な社会の実現に向けた取り組みであるとともに、電気代削減にもつながっています。
また、取引先のお客様が来社された際には、自社内での発電について説明し、当社の考えに対する理解を深めていただいています。
IBMとの共同開発で、加工前のたらこをAIが瞬時にチェックし、グレード分けしている。
――今後の再生可能エネルギー活用に関する御社の考えをお聞かせください。
山本様:
太陽光発電は、今後も積極的に活用していきたいと考えています。産業用蓄電池の性能向上が進めば、発電した電力をより有効に活用できる可能性も広がります。そうした動向を見ながら、蓄電池の導入も視野に入れていきたいです。
――弊社オルテナジーへのご要望やご評価があればお聞かせください。
山本様:
オルテナジーさんにお願いした2013年建設の発電所も、本社への設置分も、遠隔監視をしていただいていますし、大きなトラブルもなく、安心して運用できています。
近隣に他社工場の建設計画があるのですが、そちらの企業にもオルテナジーさんを紹介する予定です。
――お話を聞かせていただき、ありがとうございました。
本社
株式会社やまやコミュニケーションズの本社機能と明太子工場を備えた拠点。
やまやファクトリーテラス
明太子づくりを「知る」、マーケットで商品を「買う」、レストランで味わう「食べる」を通じて、明太子の魅力を体感できる施設。本社に併設。
本社敷地内にあり、“映えスポット”になっている。
できたての明太子はもちろん、やまやオリジナルの菓子などを販売している。
インタビュー実施: 2026年7月